2025.11.28 LIFE 冬を彩るポインセチアの育て方・来年も色づける方法 #ポインセチア #短日処理 #育て方 #色づける方法 #長く楽しめる 冬になると多くのフラワーショップで出回るのがポインセチア。ポインセチアといえば、赤と緑のクリスマスカラーという印象が強いかもしれませんが、今は品種改良でピンクやクリーム、ホワイトや斑入りなど多彩なカラーが揃っており、お気に入りのカラーを選ぶ楽しさもあります。落葉して彩りが寂しくなる冬の季節ですが、今年はポインセチアで室内を飾ってみてはいかがでしょうか。今回はポインセチアの魅力と育て方をご紹介します。 ■ポインセチアが長く楽しめる理由 ポインセチアはカラフルな色合いを長く楽しめる点が魅力ですが、赤やピンクなどに色づいた「花」と思われている部分は、実は花びらではなく「苞」という葉です。苞の中心にある小さく密集した部分が花になります。苞という葉が色づくので、一般的な草花の花と比べて、長く鑑賞できるのです。 ■ポインセチアの育て方 ポインセチアは寒さに弱いため、秋~冬は室内で育てます。置き場所は日当たりが良い窓際で、暖房の温風が直接当たらないところがベスト。10℃以下になると葉がしおれるなど生育が悪くなるため、室温が下がる夜間は置き場所を変えるなどの工夫を。ポインセチアは土の過湿状態を嫌うため、水やりのやりすぎに注意が必要。鉢土を乾燥気味に管理するのがポイントです。気温が10℃以上になったら日当たりの良い屋外で育てましょう。ただし暑さにも弱いため、猛暑・残暑時期は明るい半日陰に置くなどの配慮を。 ■ポインセチアを色づける方法 ポインセチアに育てていると、買った時はきれいに色づいていたのに、翌年は冬になっても葉が緑のままで色づかない、という声を多く聞きます。ポインセチアの葉を色づかせるためには、ただ育てているためでは難しく、「短日処理」を行わなくてはいけません。 ポインセチアは短日植物といい、日照時間が短くなり、夜間が長くなると花芽を形成します。ポインセチアの短日処理は、最低気温が15℃以下になり、室内に取り込んでから、色づいた苞が出てくるまでの約2ヶ月間、毎日行いましょう。日中は日当たりの良い場所で日光にしっかり当て、17時頃から翌朝8時頃まで、ポインセチアに段ボールなどをかぶせて光を遮断します。太陽光だけでなく、蛍光灯の光でも影響を受けるため、遮光作業はマスト。苞が十分に色づいたら、短日処理は完了です。あとは通常通りの育て方でお手入れを。 ポインセチアは低木のため、管理が適切であれば何年も楽しむことができます。来年もきれいな色づきを見られるよう、実験感覚でお手入れを楽しんでくださいね。