2021.03.22 LIFE hay feverって? #hay fever #スギ花粉 #世界の花粉 #加湿器 #花粉 #花粉症 “ヘイ フィーヴァー”と読みます。他にも複数、言い方があるようですが“hay fever”、英語で花粉症という意味です。 今年は2月上旬からスタートした花粉の飛散ですが今、各地でスギ花粉がピークを迎えています。 コロナ禍という例年とは違った状況の中での花粉症。昨年より飛散が多いとの情報もあり、昨年まで平気だったのに、 今年から花粉症デビュー!?という方も多いのではと思います。くしゃみや鼻水に今まで以上に敏感になってしまいますよね。 花粉症は、花粉が原因でさまざまな症状が生じる季節性のアレルギー疾患ですが、最も多いのがスギ花粉症で、スギ花粉症患者の8割がヒノキ花粉症も合併しているといわれています。スギ花粉は2~4月、ヒノキ花粉は4~5月頃に多く飛散します。 スギは日本固有の種ですが、実は花粉に悩まされているのは日本だけではないようです。 世界の花粉 アメリカの花粉症でもっとも有名なのは、ブタクサ。なんと4人に1人がブタクサの花粉症のようです。ブタクサは風で花粉を運ぶ「風媒花」と呼ばれ、夏から秋にかけての花粉症の主な原因はこのブタクサやヨモギなどキク科の植物と言われています。日本で初めて見つかった花粉症はこのブタクサ花粉症なんだそうです。ってきりスギ花粉と思っていたので意外です。 樹木花粉では、アカシアやオーク、ウォールナッツ、カエデ、クワなどが多いようですが、あまり聞きなれないですよね。カナダでは、これらにハンノキ、カバ、ニレなども加わるるようです。 また、イギリスでは、ブタクサのほかオーク、プラタナス。オーストラリアではアカシア、オーク、ニレ、デイジーなど。 さらにアフリカでも花粉症はあるそうで、サイプレスが有名のようです。 地球温暖化による気温の上昇が、樹木の成長を早め、 花粉の量を増やしているという研究結果なども出ているようで、花粉症対策としてスギの木を減らせばいいのでは??と思う方もいらっしゃると思いますが、スギの木は他の樹木に比べて二酸化炭素(CO2)の吸収率がとても高く、広葉樹であるブナやクヌギと比べて3倍~5倍ほどともいわれています。スギの木にはCO2を吸収してもらうことによって地球温暖化を防ぐ役割があるようです。 地球温暖化と花粉症の増加防止を両立させるため、多くのスギの品種の中から花粉が少ないタイプを選び、花粉の少ない品種への植え替えを進める活動も行われているようなので少しでも、緩和されることを待ち望みます。 世界共通の花粉症、できる対策はどんどん取り入れたいですね。 片付けるのはまだ早い! 外を飛んでいるイメージが強い花粉。外出するときは、マスクや眼鏡を着用したり、外出先から帰ったときは玄関先で上着を払ったり、花粉の時期は洗濯物は外に干さないなど、“家の中に花粉を持ち込まない”為に対策に工夫している人も多いかと思いますが・・・実は、花粉の粒子は非常に軽いため、服についたものを手で払っても下には落ちず、その場で舞い上がり顔などに再付着。かえってクシャミや鼻水を引き起こす原因にもなるそうです。玄関先に衣類用スプレー等おいて置くのをおすすめします。 窓や玄関からどうしても入ってきてしまう花粉。 花粉の効果的な掃除法は、加湿器をかけてからウエットタイプのシートを使いフローリングワイパーで掃除すること。加湿器を使うことで、花粉が水分にくっついて重くなり、床に落ちてきます。床についた花粉が舞い上がるので、こちらも乾いたフローリング用のシートを使いワイパーを、往復ではなく一方向に静かに動かして、そっと除去することをおすすめします。 空気をきれいしてくれる空気清浄機や加湿器をうまく活用し、少しでも快適に、今の時期を乗り越えましょう。