割れた器が甦る!金継ぎ風修復方法|ライフオンプロダクツ株式会社|Life on Products, Inc.

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割れた器が甦る!金継ぎ風修復方法

お気に入りの器やお皿が割れたりひびが入ってしまってショック!
という経験は誰しもあるもの。

特に手に入らない物の場合、後悔と悲しみはひとしお身に沁みます・・・。
そんなとき、思い出すのが「金継ぎ」です。
廃棄するのではなく、伝統的な技法で修復するサステナブルな「金継ぎ」に、
世界からも注目が集まっています。

最近では金継ぎのワークショップが各地で開催され、人気を集めています。
本格的な金継ぎは数日に渡っての作業が必要なため、時間も初期費用もかかりますが、
接着剤や合成漆などを使って「金継ぎ風」に修復できることをご存じですか。

今回は、手軽にできる「金継ぎ風」修復のやり方についてご紹介します!

なお、簡易的な「金継ぎ風」の修復方法のため、マグカップの持ち手など、
口や食品が触れない箇所、花器、もしくは観賞用陶磁器の修復のご紹介になります。

食器などは安全性を考慮し、「本漆」を用いた本来の金継ぎで行うことをお勧めします。


■用意するもの

●接着剤
陶磁器用の接着剤
※花器の場合は、食品衛生法適合の接着剤がおすすめ

●ゴールドの陶磁器用水性アクリル絵具
本来は純金紛を使用しますが、ゴールドの陶磁器用絵具を使えば、安価で手軽に楽しめます。
人体に無害・安全だと認めるAPマーク適合品※などを選ぶと安心です。
※アメリカの厳しい評価基準ASTMをクリアした画材・工芸材料だけに認可されたもので、
世界中の画材メーカーで使用されています。

●不要な布

●オーブン

■手順

STEP1
割れた箇所に接着剤を塗って15分ほど固定し、はみ出た箇所の接着剤を不要な布で拭き取る。
接着剤のはみだしは見映えに影響するため、きれいに塗布できたかチェックし、24時間乾かす。

STEP2
接着した部分に、陶磁器用のゴールドの絵具を塗る。
はみ出たり失敗した場合は、水を含ませた布で拭き取ればOK。
絵具を塗り終わったら、5日程度置いて自然乾燥で完全に乾かす。
※絵具は塗った際の盛り上がった状態で硬化する。浮き出るのが気になる場合は、
できるだけ薄めに塗ること。

STEP3
修復した器がオーブンの使用が可能な場合、絵具の硬化を高めるために、オーブンで焼き付けする。
オーブンでの使用ができない器は、STEP2の工程を終えれば完成。
器を予熱なしでオーブンに入れ、150°/35分に設定する。
完了したら作品が冷めるまで1~2時間庫内に置く。
※庫内の温度が高いままオーブンを開けると、急激な温度変化で器が割れる場合があるので注意。
器が冷めたら完成。

「簡易金継ぎ」とはいえ、お気に入りの器を修復できたら嬉しいもの。
慣れてきたら「本漆」の本格金継ぎを始めると、一生の趣味として楽しめそうです。
気になる方はトライしてみてくださいね。

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