2022.12.20 CULTURE あなたは「しまう」派?「マウント気にしない!」派? #年賀状じまい 12月下旬になると、年賀状の準備が気になりませんか。 最近、聞かれるようになった「年賀状じまい」。もとはご高齢の方を中心に広がった言葉ですが、最近は若い世代にも年賀状じまいをする人が増えているそうです。さて、年賀状関係でにわかに浮上してきたのが「年賀状マウント」。SNSから火が付き、テレビも話題に取り上げました。 てっきり「年賀状の準備を終わらせた人が、あおってくるやつだ!」と思っていたのですが、実際は違いました。 「結婚しました」「出産しました」などの報告や、海外旅行や子どもが通う名門校が写った写真を使うなど、自慢ととられかねない年賀状を送ることだそうです。 わかるような、わからないような・・・。仲のいい友達からもらった年賀状なら、嬉しかったりほっこりしたりするのでは、と思うのですが。もしかしたら、受け取った人と年賀状の送り主との関係性によるのかもしれません。 少し話を戻して、年賀状じまいが気になる方に、内容をご説明していきますね。 ■年配の方を中心に広がった「年賀状じまい」年賀状じまいとは、年齢や生活スタイルの変化を理由に、それまで続けてきた年賀状のやり取りを辞めると相手に伝えること。 大量の年賀状を書く気力・体力がなくなってきた、配偶者との死別や離婚により生活スタイルが変わったなど、きっかけはさまざまです。 最近は、子育てや介護に忙しい30~50代にも、年賀状じまいをする人が増えているといわれています。さらに、20代の若い世代にも広がりを見せているとか! 「うちも、そろそろしまっちゃおうかな♪」とお考えの方に、スムーズに年賀状じまいをするポイントについてご紹介します。 ■年賀状じまい、失礼にならない伝え方はこれ!・使う言葉にご注意!いきなり「今年で辞めます」「これで最後です」など言い切ってしまうと、相手がびっくりしてしまうかもしれません。「急なご報告で恐れ入りますが~」など、ワンクッションを入れたのち、「今年で失礼させていただきます」「今後は控えさせていただきます」など、ソフトな表現を意識しましょう。 ・ぶっきらぼうな表現をしないいくら事実であっても「忙しいので今年で終わります」というそっけない伝え方では、相手に「忙しいのはこっちも同じだ」「私への礼儀より、自分の忙しさの方が上なのね」などと誤解されかねません。例えば子どもの受験や親の介護などで忙しいなら、「多感な時期に、しっかり子どもに向き合ってあげたい」「親孝行のつもりで介護に専念したい」など、聞いた人が応援したくなるような書き方がおすすめです。 ・関係自体が切れないように配慮する年賀状じまいがきっかけで、人間関係まで切れてしまっては寂しいですよね。年賀状以外でもお付き合いを続けたい方には、メールやSNSなど、年賀状に代わる連絡方法を伝えておきましょう。 ・全ての友人・知人に伝えていることがわかるように受け取った側が「もしかして、私だけに年賀状じまいをするのでは」などと勘繰らないように、「今後も皆さまに、年賀状以外ではお付き合いをお願いしたく~」「どなたさまもご理解いただけますと幸いです」などの書き方がよいでしょう。 ・文末で感謝やお詫びの気持ちを伝える「勝手を申しますが、ご理解いただけますと幸いです」、あるいは「これまで心のこもった年賀状を頂戴し、誠にありがとうございました」など、お詫びや感謝を表す文章でまとめましょう。 年賀状の出し方も、多様性を大切にする時代。ライフスタイルの変化に応じて柔軟に対応していきたいですね。 今年のコラム公開も、今回で最後となりました。この1年、Life on Productsの商品をご愛用いただき、誠にありがとうございました。スタッフ一同、感謝の気持ちでいっぱいです。来年もどうぞよろしくお願いいたします。 2023年も、皆様にとってすばらしい1年になりますよう・・・。どうぞよいお年をお迎えください。